《経験談》 プレに通わなかった我が家の幼稚園入園活動②
近所の幼稚園へ願書を出すために、雨の中、まさか朝4時から出向くことになるとは思わなかった。これは都内に住む、我が家の幼稚園入園活動の話（長いです！）。
《経験談》 プレに通わなかった我が家の幼稚園入園活動①
┗「プレ保育」って？
┗ 幼稚園への道のりも茨の道だった
幼稚園選びと受験戦略
比較表作り（5月）
幼稚園入園活動に先駆けて5月、徒歩圏内の幼稚園5校をリストアップし、日程感を把握するために比較表を作ってみた。書き出したのは8項目。
- 受入人数
- 見学会・説明会日程
- 願書配布日
- 願書受付日
- 選考・面接日
- 選考料・入園料
- 学費
- 距離
- あずかり保育時間帯
- 給食の有無
5月の時点ではまだ情報がアップデートされていなかったので、去年の募集要項をベースに書き出してみた。5校中1校が9月に願書提出、4校が11月に提出であることが分かった。しかも、願書提出日は同じ日程なのに、入園金の支払日が微妙にズレていたりする。併願するならどの幼稚園に優先して並ぶか。約10万円かかる入園料を、滑り止めキープのために払うかどうかの検討も必要そうだった。
見学会や説明会への参加開始（9月）
夏休みが明けると各幼稚園からぽつりぽつりと最新の募集要項がシェアされるようになった。見学や説明会へ足を運び、受ける幼稚園を2園に絞った。見学へ行くと幼稚園や先生方の雰囲気がよく分かる。本当はもう一園受けようと思っていたのだが、園長先生が疲れ切って笑顔もなく、見学時にも保護者への説明はほとんどなく放置状態だった。極め付けが、面接で重視するポイントは教えられないとのことで疑問だらけになり、受けないことにした。
ちなみに選んだ2園は60年以上の歴史があり、一学年70名以上の園児が在籍する私立の大きな幼稚園。どちらも園長先生から熱心な説明があり、子どもたちへの愛に溢れる素晴らしい幼稚園だった。
A幼稚園（以後「おしゃれ幼稚園」）は八幡神社の境内にあり、校舎も新しかったり芝生の園庭があったり、あと制服もかわいかったりと、全体的におしゃれで明るい雰囲気の幼稚園。先生方もいつも柔らかな笑顔で、叱らない育児をモットーとしている。そのせいか、園児は男子も優しくて穏やかな子が多い。家から徒歩８分で課外授業が大変充実しており、給食があるのも魅力。
B幼稚園（以後「お寺幼稚園」）は実家と宗派が一緒のお寺の幼稚園。おしゃれ幼稚園と比べると全体的に古い印象ではあるけれど、お寺ならではの情操教育を行っており、毎週の座禅のクラスを通じて精神を集中させる術（！）を教え、あたたかくも芯の強い子どもを育てることを目標としている。家からは徒歩16分と若干遠いが、駅から5分で、延長保育が朝７時半から夜６時半までと長く、私が社会復帰した場合に便利そうなのも魅力。
選考に関する大きな違いは、
- おしゃれ幼稚園は例によって願書提出の早い者順＋面接
- お寺幼稚園は完全抽選（くじ引き）
というところにあった。
本音と建て前と戦略
実はおしゃれ幼稚園の見学時には「9時から正午までの受付時間に提出してもらえればほぼ入れると思いますよ」と言われていたのだが、実際におしゃれ幼稚園に通っているママ友の情報によると、去年は6時45分頃が合否のボーダーラインだったらしいとのこと。確認のために電話で問い合わせてみるとモゴモゴされてしまい、「早い者順ではないとは言えません」と、苦しそうに返答された。ひどい。幼稚園は情報戦だとつくづく感じた。息子を地元の体操教室に入れて良かったと、予期していなかった副産物に感謝した。
両園とも定員の半数は兄弟やプレ枠で埋まるとのことだったので、残りの30～40名の枠を取り合う形になる。おしゃれ幼稚園は、例の保護者向けの育児勉強会に毎回100名以上が参加している。お寺幼稚園は、説明会にざっと120人ぐらい出席していたので、当選する気がしない。まずは早い者勝ちのおしゃれ幼稚園を確実に攻略する計画を練らなければ！ということで、当初7時頃から並ぶはずだったプランを5時に引き上げ、最終的には「どうせ並ぶならより確実に」と、4時から様子を見に行くことにした。
ちなみに両園とも通った場合、どちらを選ぶかはスッキリとは決められなかった。両園とも素敵な幼稚園で、それぞれに良い点があり、不都合な点もあり。ただ息子は男の子なので、お寺のお寺幼稚園の方で明るく、かつ強く育ってほしいという気持ちの方が勝っていた。私的には座禅のクラスがすごく気に入っていた。夫も両親も、どちらかというとお寺幼稚園に傾いていたが、おしゃれで明るいおしゃれ幼稚園にも大いに魅力を感じていたので、この先の運命は神様に委ねようと皆で笑った。
そしてその後、私たちは神様に「人任せにするな」と叱られることになる💦
ー続くー
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