《育コツ》パートナーと両親へのお願い
初めての育児はまるで異動したての部署で壮大なプロジェクトを任されたかのようなものでした。
基本すべてOJTで学びながら自らマネージャーとして計画を立ててプロジェクトを推進していく・・・
壮大すぎるプロジェクトなのに部下はおらず、サブマネージャーが1人。しかもサブマネージャーも異動してきたばかり+ほかに主務があるので限られた時間しか頼れない。色々な人が協力するよと言ってくれてはいるけれど、果たしてどこまでお願いしていいものか。業務委託先もあるけれどなるべく低コストに抑えたいし、経過を追えなくなる可能性もあるので、ある程度軌道に乗るまでは自分の力で頑張りたい。
しかもプロジェクト開始時は24時間体制で対応しなくてはならない!
噂によると、このプロジェクトのマネージャーはろくに眠れず食事もままならないらしい。
ということで、下記をまとめてみました:
- マネージャー(=育児をメインにする人)がやるべきこと。
- サブマネージャー(=働く旦那さんあるいは奥さん)や、協力者(=両親など)へお願いしたい事。
マネージャー(=育児をメインにする人)がすべきこと
マネージャーには育児プロジェクト(育児PJ)を取り仕切る役割があります。
サブマネージャーにも同等の経験値があるとはいえ、今回の育児PJに関しては彼(彼女)もシロウトです。頑張ってくれてはいますが、特に最初の頃は裏目に出ることも・・・
サブマネがうまく立ち回れるかどうかは、マネージャーの手腕次第とも言えます。我々日本人が美徳とする「空気を読む」文化はこのプロジェクトでは通用しません。
下記のことを行って効率的かつハッピーなプロジェクト推進を意識しましょう:
- 必要なことは適宜明確に指示出しをする。
- コミュニケーションはいつにも増して取るよう心がける。
- 笑顔での「ありがとう」を欠かさないようにする。
ひとつ注意点として、サブマネや協力者に過剰な助けを求めることは避けるべきだと思います。マネージャーの仕事量は半端ないですが、体力的に共倒れしてしまうとチームにとって悲惨なことになるので気を付けましょう。
サブマネージャー(=働く旦那さん or 奥さん)へのお願い
サブマネージャーにはマネージャーの全面的サポートをお願いしたいです。
育児PJの内容は日々変化しており、マネージャーは次々と発生するトラブル対応で飛び回っているような状態なので、適宜声をかけていただき、その時々のサポート内容を確認していただけるとプロジェクトも円滑に進むはずです。また、特に産後の体はガタガタでバキバキなので、その辺のサポートもしていただけると嬉しいです。
いつもお願いしたいこと:
- マネージャーの:
-ひとりの時間の確保
(やることが常時たまりまくっています。美容室やマッサージへも行きたいのですが、特に身軽な状態でスーパーでお買い物がしたかったり、ゆっくりお風呂に入りたかったりします!)
-心のケア
(ねぎらいの言葉や感謝の言葉だけでも大歓迎です!)
-話し相手
(まだ動けない赤ちゃんとマンツーマンの生活は単調で孤独だったりもします。特にそれまで会社員をしていた方にとっては違いすぎる変化です。とにかく話を聞いてほしかったり、仕事のグチでさえも聞きたくなったりします。笑えるネタも渇望しています!) - 赤ちゃんの:
-遊び相手
-抱っこ(特に泣いているときにお願いしたいです)
-おむつ替え
-食事のお世話
-お風呂(赤ちゃんとはいえ、ひとりで入れる作業は大変かつ重労働なので) - 家事関連:
-片づけ(特に自分のものは自身で片づけをお願いします)*
-ゴミ捨て
様子を見てお願いしたいこと:
- マネージャーの:
-マッサージ(特に産前・産後の辛い時期) - 家事関連:
-料理*
-掃除(お風呂・トイレ・掃除機)*
-食器洗い*
-洗濯*
*印に関しては、マネージャーによっては全行程を自分で完了したがる人もいるので、どの範囲で助けてほしいか確認してください!
協力者(=両親など)へのお願い
協力者にはマネージャーの相談役およびサポートをお願いしたいです。
マネージャーにとって育児PJは初めての取り組みであり、情報に飢えています。「あなた(もしくはパートナー)が赤ちゃんのときはタオル遊びが好きだったのよ」などの体験談はとても役立ちます!ただし、医学は日々進歩しており、育児系の情報はどんどん塗り替えられています。ぜひ新しい育児情報にも目を向けつつ、マネージャーの知識面と体力面でのサポートをお願いします!
里帰り出産時にお願いしたいこと:
- マネージャーの:
-食事の世話
(授乳中は季節の食材を取り入れた和食がお勧めです。白米とワカメはおっぱいにとてもいいそうです。ただし、お赤飯などのもち米やお餅、脂質の多いお肉などは避けてあげてください。ちなみにマーガリンや生クリームは母乳には最悪だそうです。)
-睡眠確保のサポート
(授乳中は寝ないとおっぱいの出が悪くなったりします。10分や15分の睡眠だけでも体力回復につながるので、「寝てていいよ」と言っていただけると本当に助かります!)
-体回復のサポート
(産後は骨盤が緩み、体がガタガタで歩くことさえままならないことも。私もヨタヨタしながら死にそうな思いで出生届を出しに行った覚えがあります。家事などできるだけ甘えさせてください。) - 赤ちゃんの:
-抱っこ(特に泣いているときに時々変わっていただけると助かります。
-お風呂(ひとりで入れる作業は大変かつ重労働なので、ぜひサポートをお願いしたいです。)
遊びに行ったときにお願いしたいこと:
- 赤ちゃんの:
-遊び相手
-抱っこ(特に泣いているときにお願いしたいです)
-おむつ替え
-食事のお世話
-お風呂(赤ちゃんとはいえ、ひとりで入れる作業は大変かつ重労働なのです) - マネージャーの:
-ひとりの時間の確保(ひとりでお茶をするだけでも気分転換になるので、ぜひ「出かけてきていいよ」と言ってあげてください。)
-食事の世話(離乳食作りと断乳が済むまではかなり体力を消耗する上、自分の食事はおざなりになりがちなので)
マネージャーは、恐らくお子さんが離乳食と授乳を卒業するまで(~1歳半前後)の間はかなり疲れていると思います。お子さんが1歳半ぐらいになるまでは、なるべく手厚くサポートをしていただいたり、その後についても、「あずかるのでたまには夫婦で飲みに行っていらっしゃい」など声をかけていただけると最高に幸せだと思います。私は今「映画でも観に行っていらっしゃい」と言ってもらえたら嬉しいです。妊娠してから一度も行けていないので~💦
私は両親のサポートもあってうまく息抜きができていますが、知り合いによってはご両親に甘えることができずに「数ヶ月ぶりに外食ができて涙が出そう」なんて言う方もいます。最初に甘えさえてもらえると、その後も足が向くようになりますよ(うちの息子もよく、「じいじ、ばあば、会いたい!」など言っています)!ぜひ赤ちゃんともにサポートしてあげてください☆
育児PJに関わるすべての方へお勧めの番組
NHKスペシャルで放映していた、「ママたちが非常事態!?」という番組をご存知でしょうか?
パート1(2015年1月放映)とパート2(2016年3月放映)があるのですが、昨今の育児事情を紹介した内容の濃い番組になっており、「赤ちゃんが夜泣きをするのは胎内にいた頃、夜に活動していることが多かったから」「産後の不安な気持ちは科学的に証明できる」など、共感できたり驚いたり勉強になったりすることが多く、非常にお勧めです!
有料ですが、ネットでも観ることができるので是非ご覧になってみてください☆
マネージャーの皆さんは多分心が楽になると思いますよ。
しかしここまで書いておいてなんですが、私自身がきちんとプロジェクトマネージメントができているかというと、微妙です。会社でもそうでしたが、自分でやってしまった方が早いときもあれば、相手に声をかける余裕のない時もあります。そんなときは大抵イライラがつのったり、不穏な空気になったり…
日々修行ですね💦毎日家族全員笑顔で過ごせるよう頑張りたいと思います!
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